これは1928年ごろ、あるフランス植民地の大きな街でのことである。

日曜日の午後には、バルベ寮の他の少女たちは外出した。

町に保証人がいたのである。夕方になると彼女たちは映画や、

ラ・バゴードでのおやつや、プールや、ドライブや、テニスなどに

満足しきって帰って来るのだった。

私には保証人がなかった。平日も日曜日も、ずっと

マドモワゼル・バルベといっしょに過ごした。

私たちは植物園に行った。お金もかからないし、

バルベさんは「日曜日の外出」の名目で

私の母に寮費の追加を請求することができたからだ。

で私たちは、大蛇がいつも日曜日にもらう若鶏を飲み込むのを

見物に出かけるのだった。




ある本より

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